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本種は福島県農業総合センター果樹試験場において「ブラックオリンピア」×「4倍体ヒムロット」を交配育成した黒色大粒の極早生種である。 |
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4倍体完全無核種であるが、満開後4日〜10日頃のジベレリン50ppm1回処理で13g〜16g、最大20g位の極大粒になる(自然状態6g〜9g)。 果粒は円形で、果皮は紫黒色で果粉多い。糖度17度から19度で「巨峰」よりやや低め、フォクシー香で果汁多い。肉質は「巨峰」に比べて軟らかいが、皮離れしやすく裂果、脱粒性は少ない。 |
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樹勢は強く、樹冠拡大は旺盛である。「巨峰」より花穂の着生が少なく、花穂の長さも短い。葉は五片葉で大きく、葉柄裂刻が重なるのが特徴である。 短梢栽培に向いているが、新梢(青づる)が欠けやすいので誘引する場合気をつける。 |
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育成地において8月上旬から中旬頃。 |
福島県より許諾済品種登録番号:第11590号 海外持出禁止(公示(農水省HP)参照)