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本種は(独)農研機構果樹研究所、ブドウカキ研究拠点において「ダークリッチ」×「センテニアル」を交配育成した大粒黄緑色の4倍体品種である。 |
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果皮は黄緑色。果粒は倒卵型で、満開期と満開10日〜15日後の2回25ppmジベ処理で(巨峰系品種と同じ) 14g〜15gの無核粒となる。食味に優れ、糖度21度と高く酸は少ない。肉質は崩壊性で硬い。(欧州種に近い)香りはないが、わずかに特有の芳香が感じられる。裂果の発生は少なく、日持性、皮離れ性は「巨峰」「ピオーネ」並み。 |
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樹勢は強い。開花後に花冠が離脱しにくいので、果面にコルク状のサビが生じやすい為、1回目のジベ処理後充分に花冠を落す。病害虫防除は、「巨峰」「ピオーネ」に準じて行えば、問題はない。特に縮果病の発生はない。短梢栽培は花穂の着生が不十分なので注意を要する。 |
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育成地(安芸津)において8月下旬〜9月上旬。「巨峰」と同時期。「ピオーネ」より4日程度早い。 |
(一社)日本果樹種苗協会より許諾済